海外の婚約者と日本で一緒に暮らせるまでどのくらいの期間がかかる?

結論から申し上げますと、概ね最短で3カ月半です。

しかし、個別具体的な事情によって、前後はします。

流れとしては、まず婚約者が日本に来日するために、短期滞在ビザを取得します(約1カ月半)。

来日後、婚姻手続を大使館と市役所で行います(婚姻完了まで約2週間~1カ月)。

その後、配偶者ビザを申請します。この結果が出るまで目安として1カ月半かかります。

そうすると、合計で3カ月半という計算となります。

弊所では、短期滞在ビザで一度婚約者を日本へ呼び、そこから配偶者ビザの申請をする運用を想定しております。

つまり、来日後に母国へ帰国せずに配偶者ビザが取得できる可能性がございます。

※もっとも、短期滞在ビザから配偶者ビザへの方法は大きく2つあります。

1つは日本に滞在中(90日間)に、在留資格認定証明書の交付を申請し、交付後に配偶者ビザへの変更申請をかける方法。2つ目は、短期滞在→配偶者ビザと直接変更申請をかける方法です。

許可の可能性は1つ目が高いです。なぜなら、2つ目の手段ですと、「やむを得ない特別の事情に基づくもの」でなければ、法令上、短期滞在→配偶者ビザへの直接変更はできないからです。

もっとも、大阪入管の窓口で交渉し、短期滞在から配偶者ビザへ変更する理由が客観的に明白であれば変更の可能性がございます。

このように、配偶者ビザを取得するためには、母国での手続き、日本での手続きの双方が求められるため、計画的に進めていかなければなりません。

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